おりもののにおいや色・性状から分かる病気もあります。おりものの基礎知識を学び、おりものチェックを日ごろから心がけてみましょう。
おりものの正常な色は、白、乳白色、うすいクリーム色のおりもの(下り物)ならば心配ありません。しかし、明らかな黄色や黄緑・茶色など、いつもとは違う色の場合は性病や性感染症にかかっていることもありうるので早めの受診をおすすめします。
おりもの(下り物)の色は正常なおりものは、透明か乳白色ですが、おりものには腟の粘膜からはがれた細胞などいろいろなものが混じり合っているので、少しクリーム色っぽい色をしていることもあります。透明か乳白色のおりもの(下り物)でも、下着について乾いてしまうと黄色に変わってしまいます。おりものの色や状態は、月経の周期に合わせて変化しているようで、日々の観察が必要になってきます。おりものの色をちゃんと知るには、トイレに行ったときに、トイレットペーパーについたおりものをチェックする習慣をつけると異常が見られたとき早く発見できますよ
例えばおりもの(下り物)が・・・
●白くてカッテージチーズや豆腐のようにポロポロしている→カンジダ膣炎、頚管炎など
●黄緑色の膿のよう。→子宮内膜炎・子宮頸管炎・トリコモナス膣炎など
●茶褐色かピンク色(不正出血)→疾患としては子宮癌、老人性膣炎など
その他、正常なおりもの(下り物)の色なのに、量の増加、色や臭いの変化がある時は性器の疾患、細菌感染、腫瘍といった疾患が考えられ、この場合も診察してくださいね。
抗生物質の服用によって、おりものが変化することがあります。これは、抗生物質が、病原菌といっしょに腟の自浄作用を菌まで殺してしまうのです。私も経験しましたが、カンジダ性腟炎などにかかりやすくなります。異常を感じたらを受診するようにしてください。
おりもの(下り物)の悩みで多いのは、「量が多い」おりものの量は個人差が大きいうえに、他人と比べることがないので、自分が正常どうかわからない言うことも不安なのかもしれません。
おりものが少ない人、垂れてしまうほど量が多い人がいます。おりもの(下り物)の量が多いだけで、色やにおいに異常がなく、外陰部のかゆみもない場合は、「子宮腟部びらん」の可能性があります。びらんは月経のある女性の60〜70%には、ほとんどの人に見られるものなので、特に心配はありません。
ただ、おりものなどの症状が気になる場合は、婦人科に相談してみましょう。凍結療法やレーザー療法などの処置で、症状を軽くすることができます。子宮腟部びらんは、子宮頸がんの初期には、子宮腟部の粘膜にびらんのときと同じような変化が見られ定期的にがん検診受けておきましょう。
私も、水のようなおりもので足まで垂れてしまったことがあり診察してもらったら「子宮腟部びらん」と言われました。特に何かしてもらった覚えはありませんが、今ではおりものが垂れることもなく正常の量になっています。
年代によってもおりものの量は違うようです。
20歳前後には、卵胞ホルモンの分泌がピーク。、おりものの量が増えます30代半ばくらいから、卵巣機能は成熟の後期に入り、おりものの量は多いものの、からだの新陳代謝が落ちるため、おりもののにおいが強くなります。40代以降は、卵巣機能の衰えとともにホルモンの分泌が減少し、おりものの量もだんだんと少なくなっていきます。妊娠中は、胎盤から卵胞ホルモンがさかんに分泌され、おりものが増えます。
おりもの(下り物)の悩みのなかで、「量」と並んで気になっているのが「におい」。とくに、ほかの人にもにおっているのでは?と気にする人が多いですね。
おりものは正常であれば、ほとんどにおいはありません。下り物は酸性なので、甘酸っぱいようなにおいがすることもありますし、月経前はにおいが強くなることが多いです。
おりもののにおいは、多くの場合は本人が気にするほど強くはないのです。パンティライナーを使っていけば、周囲ににおうことはないので、あまり神経質にならないようにしましょう。どうしても気なる人は、デオドラント効果があるパンティライナーを使用すればいいと思います。ただ、きちんと交換しないと不潔になり、かぶれなどの原因となることもあり、できれば4時間毎に取り替えましょう!下着にも通気性の良い物を選ぶのも必要かと思います。
診察が必要な場合おりもの(下り物)がいつもと違う変なにおいがするときは病気を疑ったほうがいいです。例えば、ムッとするような腐敗臭がするときは、タンポンやコンドーム、ペッサリーなどの出し忘れが原因になっている場合があります。強い刺激臭や腐敗臭のほかに、色の異常や外陰部のかゆみや痛みがともなう時は、性感染症などの可能性があり、悪臭の強い「おりもの」は子宮ガンのサインといわれます。簡単に検査を受けることができるので、産婦人科へ行って診察してもらいましょう。